精 


【漢音】セイ  【呉音】ショウ
こころ, もののけ, くわしい

米+青(けがれなくすみきっている)


よごれなく精白した米。
(1)きれいについて白くした米。▽粗・喞(ソウ)(玄米)に対する。「精米」
(2)よごれやまじりけをとり去って残ったエキス。「酒精(アルコール)」「精髄」
(3)こころ。人間のエキスであるこころ。「精気」
(4)もののけ。山川にひそむ神。「精霊」「山精水怪(山の精と、海のばけもの)」
(5)男性のエキスである液。「精液」「遺精」「精子」
(6)よごれがなく澄みきっている。「精白」「精良」
(7)くわしい。手がゆきとどいていてきれいなさま。また、巧みですぐれているさま。
(8)雑念をまじえず、それひと筋であるさま。「専精」「精進(ショウジン)」
(9)すみきった光。「五精(五つのすみきった星)」「水精(=水晶)」
(10)澄んだひとみ。「目精(ひとみ)」

清(すみきった)・靜(セイ)(=静。しんとすみきった)・睛(セイ)(すんだひとみ)・晴(すみきった空)などと同系。

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