情 |
音 | 【呉音】ジョウ 【漢音】セイ | ||
訓 | なさけ, まことに | ||
解 字 | 心+青(すみきった) | ||
意 味 |
心の動きをもたらすエキスのこと。
(1)感覚によっておこる心の動き。 (2)人の心の働きによるさまざまの思い。人の心の感じ方や社会の通念。「情理」「不近人情=人情に近からず」 (3)男女の恋い慕う思い。 (4)ほんとうの気持ち。本心。 「無敢隠朕、皆言其情=敢へて朕に隠す無かれ、皆其の情を言へ」〔史記・高祖〕 (5)ほんとうのこと。ほんとうの姿。「実情」「情偽(ほんとうとうそ)」 「夫物之不斉物之情也=夫れ物之不斉なるは物之情也」〔孟子・滕上〕 (6)個人的な感情や情実。 (7)まことに。ほんとうに。 《日本語での特別な意味》なさけ。人情。思いやり。「世は情け」 家 | 族
精(エキス)と同系。
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