井 


【漢音】セイ  【呉音】ショウ

「井(ケイ・四角いわく)+・印」清水のたまったさまを示す。
「井」はもともとケイと読み、四角いわくをあらわす字。型や形の原字。
「丼」と書くところを、まちがって「井」と書くようになった。


清らかな水
(1)い。いど。
(2)人が集まって住んでいる所。
▽公共の井戸を掘ると、人が集まり周囲に住居ができるので、市(まち)を「市井」といい、郷村を「郷井」という。
(3)井げたのように、正方形にきちんとくぎったさま。「井然」
(4)周代、土地の行政区画で、一里四方の区画。「井田」
「方里而井、井九百畝=方里にして井、井は九百畝なり」〔孟子・滕上〕
(5)二十八宿の一つ。規準星は今のふたご座にふくまれる。ちちり。
(6)周易の六十四卦(カ)の一つ。(巽下坎上(ソンカカンショウ))の形。

「井」の変形からカタカナの「ヰ」ができた。

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