残 |
音 | 【呉音】ザン 【漢音】サン |
訓 | のこる, のこす, のこり, そこなう |
解 字 | 戔(サン)・(セン)は「戈(ほこ)+戈」の会意文字で、刃物で切って小さくすること。 殘は「歹(ほね)+音符戔」で、削りとられてほんの少し残った骨のかけら。小さく少ないの意を含む。 |
意 味 |
(1)のこる。のこす。のこり。わずかにあとにのこる。わずかにのこった端きれ。「残余」「残存」 (2)けずって小さくなったさま。また、のこり少ない。「残月」「残冬」 (3)そこなう(そこなふ)。切って小さくする。痛められた。「残欠」 「残賊之人、謂之一夫=残賊の人、これを一夫と謂ふ」〔孟子・梁下〕 (4)(ザンナリ)平気で切ったりそこねたりするさま。むごい人。むごい行い。「残忍」「残暴」 「勝残去殺=残に勝ち殺を去る」〔論語・子路〕 |
家 族 | 盞(セン)(小さい皿(サラ))・錢(=銭。小ぜに)・淺(セン)(=浅。水が少ない)・賤(セン)(財が少ない)などと同系。 |
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