狡 |
音 | 【漢音】コウ(カウ) 【呉音】キョウ(ケウ) |
訓 | ずるい |
解 字 |
会意兼形声。 交は、人が足をくねらせて交差させたさまを描いた象形文字。狡は「犬+音符交」で、犬が身をくねらせて、すばしっこく逃げるさま。すばしっこい、ずるいなどの意となる。⇒交 |
意 味 |
(1)ずるい(ずるし)。 身をくねらせて、するりとぬけるさま。すばしこいさま。また、転じて、ごまかしがうまく、悪賢いさま。 《類義語》⇒奸(カン)・詐(サ)。「狡猾(コウカツ)(するりと身をかわしてずるい)」「狡詐(コウサ)」「狡兔(コウト)(ぬけ身のうまいうさぎ)」 (2)身ごなしが柔らかいさま。見ためはかわいいが、心は悪賢いさま。「狡童(コウドウ)」 (3)からだの柔らかい犬。すばしこい犬。 |
家 族 | 交(×型に交叉する)・校(木を交叉させた足かせ)・郊(交叉して往き来する−交通、だけの範囲)・効(力を絞り出す)・傚(コウ)(みならう)・佼(体をくねらせる → つやっぽい人)などと同系。 |
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