學 


【呉音】ガク  【漢音】カク
まな、まなびや


会意兼形声。
メ印は交差するさまを示す。先生が知恵を授け、でしがそれを受けとって習うところに、伝授の交流が行われる。宀印は屋根のある家を示す。
學は「両方の手+宀(やね)+子+音符爻(コウ)」で、もと伝授の行われる場所、つまり学校のこと。


(1)まなぶ。
先生から知恵を授かり、それを見習って自分のものとする。
《対語》⇒教。《類義語》⇒効(ならう)。
「学而時習之=学んで時にこれを習ふ」〔論語・学而〕
(2)学問。
「受学=学を受く」「志学=学に志す」「勧学=学を勧む」
(3)まなびや。
物事を伝授され、それを見習う場所。学校。
「孟子」滕文公篇上に「夏曰校、殷曰序、周曰庠、学則三代共之=夏には校と曰ひ、殷には序と曰ひ、周には庠と曰ひ、学は則ち三代これを共にす」とある。
(4)学問をする人。「篤学」「碩学(セキガク)」

效(=効。ならう)・傚(まねる)と同系。交流の交ときわめて近い。

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