攪 


【慣用音】カク 【漢音】コウ(カウ) 【呉音】キョウ(ケウ)
みだす


会意兼形声。
覺の上部の原字は「爻型に交差するさま+両手+宀(いえ)」からなる会意文字で、知恵を交換して伝授する学校を示す。
覺(=覚)はそれを音符とし、見を加えた会意兼形声文字で、意識が×型に交差して、はっと気がつくこと。
攪は「手+音符覺」で、×型にまぜること。⇒覚


(1)みだす。かきみだす。「攪乱(カクラン)・(コウラン)」
「午枕閉門無客攪=午枕門を閉ざして客の攪す無し」〔陸游・春晩村居〕
(2)×型に交差してまぜる。かきまぜる。「攪拌(カクハン)・(コウハン)(かきまぜる)」

交(型に交差する)・紋(型にしめる)などと同系。淆(コウ)(型にまじり合う)と最も近い。

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