疇 


【漢音】チュウ(チウ)  【呉音】ジュウ(ヂウ)
うね, さきに, たぐい, ともに, たれ

会意兼形声。
「田+音符壽(長くのびる)」で、長くのびた田の中のあぜ道。


(1)うね。長々と田畑の間をのびたあぜ道。
(2)耕作地。特に、麻を植える畑。「田疇(デンチュウ)」
(3)さきに。さきであるさま。長い日がたった昔のこと。「疇日(チュウジツ)」「疇昔(チュウセキ)」
(4)代々ずるずると長く伝わった家業。「疇人(チュウジン)」
(5)たぐい(たぐひ)。仲間。同類。
《同義語》⇒儔。
(6)ともに。同じ仲間として一緒に。
《同義語》⇒儔。「草木疇生=草木疇に生ず」〔荀子・勧学〕
(7)たれ。不定のものをさすことば。あるだれか。あるとき。《類義語》⇒誰・孰。
道・導・寿・条・條・育・充・虫・祝・呪など <細長くのびる> と同系。

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