呪 


【慣用音】ジュ  【呉音】シュ  【漢音】シュウ(シウ)
のろう, のろい, まじない

会意。
「口+兄(大きい頭の人)」。
もと、祝と同じで、人が神前で祈りの文句を唱えること。のち、祝は幸いを祈る場合、呪は不幸を祈る場合に分用されるようになった。


(1)のろう(のろふ)。のろい(のろひ)。神にのりとを告げて祈る。また、そのこと。
▽相手が不吉な目にあうように祈る意に用いる。
《対語》⇒祝(シュク)・(シュウ)。「呪術(ジュジュツ)」
(2)まじない(まじなひ)。仏教で、経文のほかにある、短い祈りの文句。転じて、悪気や病魔を追い払う文句。「念呪(ネンジュ)」

呪と祝はともに祷(トウ)と同系で、長く尾を引いてのりとを告げる意を含む。

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