謡 |
音 | 【呉音】【漢音】ヨウ(エウ) |
訓 | うたい, うたう, うた |
解 字 |
形声。 右側の字は、まんべんなくこねることで、ここでは単に音をあらわす。 謠は、声を長くのばし節をつけてうたうこと。 |
意 味 |
(1)うたう(うたふ)。節をつけ、声をのばしてうたう。 《類義語》⇒歌。 「我歌且謡=我は歌ひ且つ謡ふ」〔詩経・魏風・園有桃〕 (2)うた。節をつけたうた。民謡。民意を反映し、予言を含むものと考えられた。「民謡」「歌謡」 「好為廬山謡=好しく廬山の謡を為らん」〔李白・廬山謡〕 (3)世間に流れている、根拠のはっきりしない話。うわさ。「謡言(デマ)」 《日本語での特別な意味》うたい(うたひ)。謡曲。 |
家 族 | 遙(ヨウ)(=遥。細く長い道の続くさま)・搖(=揺。ゆらゆら)と同系。 |
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