覆 |
音 |
[1]【呉音】【漢音】フク [2]【漢音】フウ 【呉音】フ 【慣用音】フク [3]【呉音】ブ 【漢音】フウ 【慣用音】フク |
訓 | くつがえす, くつがえる, おおう, かえる, かえす |
解 字 |
会意兼形声。 復の右側は、包みかぶさって二重になるようなぐあいに歩く、つまり復(もとにもどる、うらがえし)のこと。のち彳を加えた。 覆は「襾(かぶせる)+音符復」で、かぶさってふせる、おおうの意。 |
意 味 |
[1] (1)くつがえる(くつがへる)。くつがえす(くつがへす)。うらがえしになる。また、うらがえしにする。 《類義語》⇒伏。「顛覆(テンプク)(=転覆。ひっくりかえる)」「覆轍(フクテツ)」「覆手=手を覆す」 (2)かえる(かへる)。かえす(かへす)。もとにもどってやりなおす。 《同義語》⇒復。「反覆(=反復)」「覆試(再試験)」 (3)くつがえる(くつがへる)。くつがえす(くつがへす)。ひっくりかえって、だめになる。 転じて、滅びる。滅ぼす。「全軍覆滅(全軍が完敗する)」
[2]おおう(おほふ)。うつぶせにしてかぶせる。
[3]ふせて隠した兵隊。伏兵。 |
家 族 |
腹・覆・包・保・宝・浮 ・・・ つつむ、丸くふくれる 腹(フク)(はらわたを包んだはら)・孚(フ)(おおいかぶさる)・伏(かぶさってふせる)などと同系。 |
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