凍 |
音 | 【漢音】トウ 【呉音】ツウ |
訓 | こおる, こごえる |
解 字 |
会意兼形声。 「冫(こおり)+音符東」。 氷が端から端まで通して張ること。 すみずみまではり通すことで、日本語の「いてる」という語感に近い。 東西につき通すむねの木を棟というのと同系。 ▽応邵(オウショウ)の「風俗通」に「牡氷(ボヒョウ)(さかんなこおり)を凍という」とあり、本来は一部分がわずかにこおるのは凍といわない。 (たんにピンとはりつき、あるいはポンとひび割れるコオリなら「氷」といえばよい) 今では広くこおる意に用いる。 |
意 味 |
(1)こおる(こほる)。氷が張り渡る。いてつく。「凍結」 (2)こごえる(こごゆ)。寒さで手足やからだがきかなくなる。「凍死」 「父母凍餓=父母は凍餓す」〔孟子・梁上〕 (3)鉱物の結晶。 |
家 族 | 棟(東から西まで通ったむね)・通(とおす)などと同系。 |
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