衝 |
音 | 【漢音】ショウ 【呉音】シュ |
訓 | つく |
解 字 |
会意兼形声。 重は「人+土+音符東」からなり、人が地上をつきぬくように↓形に、とんと重みをかけること。 衝は「行(みち)+音符重」で、どんとつきぬける大通りのこと。また撞と同じで、つきぬく勢いでぶちあたること。 |
意 味 |
(1)町をつきぬけている大通り。「要衝(交通路の要所)」 「及衝、撃之以戈=衝に及び、これを撃つに戈を以てす」〔春秋左氏伝・昭元〕 (2)つく。ぶちぬくような勢いで物にあたる。どんとつきあたる。 《同義語》⇒撞。「衝突」 「使軽車鋭騎衝雍門=軽車鋭騎をして雍門を衝かしむ」〔戦国策・斉〕 (3)敵陣をぶちぬくための戦車や軍艦。「衝車」 |
家 族 | 鐘(ショウ)(つくかね)・通(つきとおる)などと同系。 |
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